世の中に素人が価値を理解するのが難しいものはたくさんある。小樽市総合博物館にある機関車庫三号もそのひとつだ。確かに「現存する日本最古の機関車庫」という情報を見れば、誰だってそれなりに価値があるものだと思うけれど、見ただけでこの価値を理解できる人はいるだろうか。そもそも「現存する日本最古の機関車庫」というキーワードも、分かったようでその実のところ分からない。もっとも世間には見ただけで、このフランス積みで積まれた建造物はとても珍しいものだ!なんて分かる人もいるかもしれないけれど。
そういう意味では、普段から僕は情報を見て価値を判断している。特に値段という情報には翻弄される。何も分からなくとも、値段の高いものはしっかりしているし、価値のあるものだと思いがちだなのも、価値の判断基準を自分で持っていないのだから仕方がない。そんな僕は、東京のギャラリーで草間彌生の作品が2億円で売られているのを見て、このような値段で作品が売られる草間彌生はやはりすごいアーティストに違いないと学ぶのだ。
2024年3月 建築 北海道 | |
煙突 ガレージ 博物館・美術館 小樽 |
No
12568
撮影年月
2023年6月
投稿日
2024年03月02日
撮影場所
小樽 / 北海道
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF