地図を見て思っていた通り、高崎の達磨寺から大きな観音像のある慈眼院まではそこそこ遠い。達磨寺を出発してしばらくは碓氷川に沿って平凡な道を進んでいたのだけれど、しばらくすると道は碓氷川から離れて坂を登っていく。でも目的地の高崎白衣大観音まではまだ遠い。坂道が続いているばかりなのだ。平坦な道が続くとばかり思っていた僕は坂道を登りながら、自転車を借りずにきて良かったとほっとした。この長い坂道を自転車で登るのはさぞかし難儀だったに違いない。
坂道を登りきると、住宅街も終わり、周囲に公園のような景色が広がった。道路の両脇には背の高い木々が立ち並び、人里離れた雰囲気が漂っているものの、肝心の高崎白衣大観音はどこにも見当たらない。40メートルを越える高さを誇る観音像なのだから、遠くから見えても不思議ではないはず。でも見えないということは、まだまだ遠いのかもしれない。そう思いながら進んでいると、突如として現れたのだ。道の先の木々の間に柔和な表情を浮かべた観音像が現れたのだ。
2023年5月 群馬 町角 | |
仏像 空 高崎 木 |
No
12497
撮影年月
2023年2月
投稿日
2023年05月27日
更新日
2023年08月07日
撮影場所
高崎 / 群馬
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
IPHONE 14 PRO