クロントゥーイ市場では大量のエビがトレイの上に陳列されていた

クロントゥーイ市場で売られていたエビ
クロントゥーイ市場で売られていたエビ
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タイといえばエビの国で、日本で売られているエビのほとんどはタイから輸入されたものだと思っていた。でも実際にはちょっと違っていた。確かに日本はタイから大量のエビを輸入しているけれど、一番多く輸入している国ではない。

帝国書院のウェブサイトに載っている統計によると、2017年度にもっとも輸入したのはベトナムになっている。約3.5万トンものエビをベトナムから輸入している。2番目に多いのはインドで、タイは5番目だった。約1.2万トンを輸入しているらしい。

最大の輸入国ではなかったけれど、タイがエビの一大生産地であることは変わりない。一時期、ウイルスで養殖産業が打撃を受けたようだけれど、今でもエビの養殖は盛んで、市場にも大量のエビが並べられている。

その一方で、エビの養殖には自然破壊を引き起こすというダークサイドもある。マングローブの林をエビの養殖池に転換してしまった結果、タイではマングローブ林の37.5%が消失してしまったのだという。エビは美味しい。それと同時に自然も大切だ。バランスを摂ることが求められている。

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ENGLISH
2020年2月 食べ物 タイ
バンコク クロントゥーイ市場 市場 値札 エビ お盆

PHOTO DATA

No

11395

撮影年月

2019年9月

投稿日

2020年02月10日

更新日

2023年09月12日

撮影場所

バンコク / タイ

ジャンル

食物写真

カメラ

RICOH GR III

日本国外で撮影した写真とエッセイ

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