問屋街の賑わいの中で、屋台の存在は欠かせない。そこでは、労働者たちが重労働の合間に腹ごしらえをするための食べ物が手軽に提供されている。写真のサモサ屋も、そんな労働者たちを支える屋台のひとつだ。揚げたてのサモサは、スパイスが効いた具材が詰まっており、働く男たちにエネルギーを補充する絶好の軽食だ。
サモサを買う人々の顔は真剣そのもので、短い休憩時間の中で効率よく食事を取ろうという気迫が伝わってくる。ところが、屋台の値札に書かれた「Rs.10 FULL」という文字は、ちょっとした謎を残している。Rs.10(20円弱)はわかるが、「FULL」とは何を指しているのだろう。「お腹が満たされる分」という意味合いなのか。もしくは、この価格で「フルサイズのサモサ」が提供されるということなのだろうか。そもそもフルサイズのサモサなんてあるのだろうか。
2025年1月 町角 インド | |
食べ物の屋台 ムンバイ 値札 サモサ 傘 |
No
12754
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年01月05日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF