八百屋で働く陽気な女性が両手でピースサインをしてくれた

クロントゥーイ市場一角に八百屋が軒を連ねている場所がある。写真の八百屋もそこで営業していた八百屋のひとつだ。店頭に置かれたトレイの上にはケールのような葉が幾重にも重ねられていて、その上には値札が立てられていた。横にはエプロンをした女性は腰を下ろしている。この女性は陽気だった。カメラを構えると、待ってましたと言わんばかりに笑顔になって、両手でピースサインをしてくれた。ダブルピースサインだ。

ケールの上に置かれた値札の横には空になったお皿が見える。ひょっとしたら、昼食を食べ終えたばかりだったのかもしれない。そして、それが女性が陽気である一因かも。大抵の人は満腹感を感じたら、自然と機嫌が良くなるものだ。そう考えると、世界から紛争を失くすためには、世の中の人がみなお腹いっぱい食べられる世界を実現したら良いのだと思うのだけれど、どうだろう。もっともそれが上手く実現できないから、日々あちらこちらで戦う気満々の人たちがいるのかもしれないけれど。

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