通路を歩いているうちに肉屋の長いテーブルは終わり、お店は様変わりした。肉屋の代わりに出現したのは魚屋だった。あちらのお店でもこちらのお店でも魚を売っている。写真の小さなお店もそのひとつだ。
前掛けをした女性が売り物に囲まれながら干物を売っていた。ここで売られているのは小ぶりの魚ばかりだ。小ぶりであることはわかるけれど、僕には何の魚の干物なのかは分からない。それぞれ干物の山に突き刺さっている値札の値段は異なっているから、高級なものから、安いものまでいろいろ取り揃えているのだろう。僕がお店の前に立ったとき、店主の女性はちょうど注文を受けたところだった。客の方に顔を向けている。
タイの調味料であるナンプラーは確かに魚醤だけれど、タイ料理と聞くとガパオライスやトムヤムクンなど肉を用いたものばかりをイメージしてしまう。しかし、これだけ干物が売られているところを見ると、タイ料理には思いの外、干物が使われているようだ。出汁に使われているのだろうか。
2020年2月 人びと タイ | |
バンコク 干物 食材 クロントゥーイ市場 市場 値札 女性 |
No
11406
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月17日
更新日
2023年09月11日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA