ヤンゴンの通りには手抜きなのかなんなのか、番号が通りの名前になっているところがちらほらある。ニューヨークのようで格好いいと思ったのだろうか。よくわからない。
そんな調子で名付けられた26番通りを歩いていると、道路沿いに建っている大きな建物の中にお店が並んでいることに気がついた。26番街自体が露天市になっているのだけれど、そのすぐ横には本格的な市場が建っているのだった。ひょっとしたら、通りで商売している人たちは市場の建物の中に入りたかったのにあぶれてしまった人たちなのかもしれない。
僕は露天市を後にして、市場の建物の中へと足を踏み入れることにした。中は薄暗く、細かく区切られた場所がそれぞれお店になっている。上から俯瞰したら、生き物の細胞のように見えるに違いない。通路を歩いていると、またしても肉屋に出くわした。ここは食肉市場ではないのだれど、肉屋の数は多いような気がしてならない。肉屋では男と女が背中合わせにして仕事をしている。エアコンなんてない建物の中は蒸し暑い。男がタンクトップを着ているのと対象的に女性はヒジャブを被って働いていた。宗教上の理由とはいえ、ヒジャブを被って蒸し暑い場所で働くのはさぞかし難儀なことだろう。
2019年2月 ミャンマー 人びと | |
肉屋 二人組 ヒジャブ 包丁 市場 肉 ヤンゴン |
No
10881
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月01日
更新日
2024年01月22日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA