目を細めて僕を見る男は肉屋だった。男は小さな肉屋の店先に腰を下ろしていた。傍らには大きな肉の塊がぶら下がっている。この辺りでは店先で屠畜するのが普通のようだから、この肉もこの男性が屠殺したものなのだろう。つまり、ぶら下がっている肉はついさっきまで生きていたものに違いない。もしついていれば、ここでは通りを歩いているだけで屠殺している肉屋の姿を見つけることができるのだった。
新鮮な肉に惹かれるのは食材を求める人間だけでなかった。蝿もやはり集まってきていた。
2013年9月 インド 人びと | |
肉屋 マルダ 肉 |
No
7897
撮影年月
2011年6月
投稿日
2013年09月17日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM