台の上に豚足が無造作に置かれていた
中国人はもちろん牛肉も食べるけれど、中華料理と言えば、豚肉の存在感が圧倒的だ。これは単に僕自身が牛肉よりも豚肉を好むから、そう感じるのかもしれない。それでも、ここ鴨母寮市場を歩いていると、確かに豚肉が市場を埋め尽くしている印象を受けた。
例によって、肉屋の店頭にはさまざまな部位の豚肉がずらりと並んでいる。その中でも目を引いたのは、豚足だった。無造作に置かれた豚足は、店先の台の端っこにぎりぎりの状態で置かれていて、少し揺れれば落ちてしまいそうに見える。
さらにその豚足は、見るからに新鮮で、生々しさが際立っていた。ふと目を向けると、その片足だけの存在感が妙にリアルで、今にも歩き出しそうな錯覚に陥った。それほどまでに、素材が持つ生命力と市場の活気が一体となっているように感じられる場所だった。
| 2017年4月 食べ物 台湾 | |
| 肉屋 市場 肉 台南 鴨母寮市場 |
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PHOTO DATA
No
10101
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年04月09日
更新日
2024年12月23日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
食物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
