バンコク・ノーイ市場の一画に置かれた大きなテーブルに大きな豚肉の塊が散乱していて、豚肉の塊の中で肉屋たちが働いていた。大きな豚肉の塊を部位ごとに切り分けているのだった。切り分けられた肉は部位ごとにまとめられている。ある部位はプラスチックのバケツの中に放り込まれ、ある部位はテーブルの上に吊るされていた。これだけの量の肉を捌くのは大変だ。何時間もかかるに違いない。その割に働いている若者たちは楽しげだった。
肉屋の若者たちはお喋りに興じつつも、手際よく次から次へと肉を捌いている。状況から判断するにここは心地よい職場なのだろう。写真の上半身裸の若者もその肉屋で働いていたひとり。時折笑い声を上げる同僚たちとは一線を画して、男は黙々と作業をこなしていた。無口な人間のようだ。肉切り包丁を手に骨から肉を切り離している顔は真剣そのものだった。
ちなみにタイでも日本と同じように鶏肉に次いで豚肉が消費されていて、一人当たりで見ると、タイの人は日本人よりも沢山の豚肉を食べるようだ。
2018年8月 人びと タイ | |
バンコク 肉屋 肉 豚肉 上半身裸 無精髭 |
No
10712
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年08月29日
更新日
2024年02月03日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA