浅草橋駅のすぐ近くに小さな神社が建っている。繁華街の裏にひっそりと鎮座している銀杏岡八幡という地味な神社だ。存在感は薄いものの、縁起によればその創建は古い。平安時代中期の1062年の創建で、1000年以上の歴史を誇っているというのだ。僕にはその長い歴史が史実なのかどうかは分からない。でも昔から地元の人に親しまれているのは本当なのだろう。
鳥居を抜けると、すぐに狛犬が両脇に鎮座していた。神社にはどこにも狛犬がいるのだけれど、その姿は様々だ。ここの狛犬は目を見開いて、少し上の方を見詰めている。考え事をしていて心ここにあらずという感じにも見えるし、ちょっと正気を失いかけているようにも見えてしまう。狛犬も神域に居続けると、ご神気あたりしてしまうのかもしれない。
2017年8月 静物 東京 | |
浅草橋 瞳 狛犬 神社 |
No
10241
撮影年月
2017年1月
投稿日
2017年08月09日
更新日
2024年07月10日
撮影場所
浅草橋 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA