神社と違って横浜の中華街に建つ道教寺院の入口に建っているのは牌楼と呼ばれる門だ。鳥居と同じように神域の入口を指し示しているのかと思いきや、そういうわけでもないようで道教寺院に必ず建てられているとも限らない。宮殿や陵墓、孔子廟、道教寺院などの前方に建てられるというものの、台湾で訪れた道教寺院にはあまり建てられていなかったような気がする。宗教施設の入口に建っているというよりも、横浜中華街でもバンコクのチャイナタウンでも入口にも建っていることから僕の中では中華街の入口に建っているイメージだ。
横浜媽祖廟に入り口に建つ牌楼は媽祖廟本体と同じように緑色や赤色の原色で鮮やかに装飾されていて、人目を引く。色が塗られていたとしても、せいぜい朱色くらいの鳥居とは一線を画す外観は廟の中に祀られている媽祖がどのような神さまか知らなくとも、中華街を訪れたという証拠を残すにはうってつけ被写体だ。そのため拝観料まで払って廟に入る人は少なくとも、牌楼の前で写真を撮る人は多かった。
2021年12月 神奈川 人びと | |
中華街 寺院 横浜 |
No
12124
撮影年月
2021年11月
投稿日
2021年12月18日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
横浜 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35