ジャカルタのグロドッグ地区というチャイナタウンにある路地をどんどん進んでいった。路地の両脇には食料品を売る昔ながらの店が並んでいて、地元の買い物客が行き来していた。ここは一本道でありながら、露天市になっているようだった。インドネシアの首都ジャカルタには急速に発展している都市という顔と、このような昔ながらのお店がまだまだ営業している町という顔の二つの側面があるのだ。ここはどこからどう見ても後者のエリアだった。
それぞれの商店では男性も働いているし、女性も働いていた。イスラム圏とはいえ、お店で女性が働いているのを見かけるのは珍しいことではない。女性が元気よく働いているのは、タイやベトナムのローカルな市場と何ら変わらなかった。
写真の八百屋もそのような露天市にあったお店だ。店舗を構えておらず、路地の途中にあるちょっとしたスペースにいろいろな野菜を並べていた。日差しを避けるために広げたパラソルの下には店主であるヒジャブをかぶった若い女性が腰を下ろしている。往来をぼんやり眺めていた女性店主は、何か面白いことを見かけたのか笑っていた。
2020年6月 インドネシア 人びと | |
中華街 ヒジャブ ジャカルタ 笑顔 傘 女性 |
No
11561
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年06月11日
更新日
2023年09月04日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF