中国人によって建立された青雲亭という中国寺院の境内は日本の神社・仏閣とは雰囲気が違う。宗教が違うから当たり前なのかもしれないけれど、祭壇があるばかりで庭に相当するものがないのだ。京都にある仏閣には名の知れたお庭が設けられていたりするけれど、マラッカにある中国寺院には庭がない。古刹を参拝して石庭を眺めるなんていうことはできないのだ。
お庭が無い分、境内には祭壇が幾つも幾つも設けられている。ありすぎて、どの祭壇でお参りすればいいのかよく分からないくらいだ。祀られている神様によってご利益も違うだろうから、参拝する神様を間違えると期待したご利益にあずかれないに違いない。もっとも、敬虔な人は境内にある総ての祭壇でお参りするのかもしれないけれど。
そんなことを考えながら門の外を眺めていると、向こうを自転車に乗った男が走っているのが見えた。
2009年4月 町角 マレーシア | |
自転車 中華街 漢字 門 マラッカ 寺院 |
No
2667
撮影年月
2008年12月
投稿日
2009年04月08日
更新日
2024年08月14日
撮影場所
マラッカ / マレーシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM