ジャカルタのチャイナタウンと言われるグロドック地区を歩いていても、あまりチャイナタウンだという印象は受けない。日本やバンコクにあるチャイナタウンとは違って、ここがチャイナタウンだとは自己主張していないのだ。観光地化していないからだろう。
でも、そのようなグロドック地区を歩いていても強烈に中国文化を感じる時がある。獅子舞を見かけた時だ。訪れた時期は旧正月が近かったこともあって、町中を歩いていると何度か獅子舞を見かけた。この時もタラタラ歩いていたら、道の向こうから獅子舞がやってきたのだった。
この獅子舞は以前見かけた赤い獅子舞でもなく、黄色い獅子舞でもなく、黒い獅子舞だった。漆黒の獅子頭。カッコいい。獅子頭を取ると現れたのは若い女性だった。なおらさカッコいい。
旧正月が近い今、獅子舞を演じる人は忙しいに違いない。ジャカルタのあちらこちらに獅子舞が同時多発的に出現しているのだろう。何体もの獅子舞がいたらバッティングしてしまわないのかとも思ってしまう。同じ日に同じような場所に行ったら、もらえるお布施の金額が少なくなってしまうだろう。まあ、その辺は同業者でカルテルを結んでいるに違いない。
2020年10月 インドネシア 人びと | |
中華街 ジャカルタ 獅子舞 若い女性 |
No
11714
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月30日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF