歩いているうちに仏教寺院へと辿り着いた。ワット・マンコン・カマラワートだ。バンコクのチャイナタウンにあるこの寺院は中国様式で建てられている。建築的な細かいことはよく分からないけれど、素人が見ても明らかにワット・プラケオやワット・ポーとは外観が異なっている。バンコクで最も格式の高い中国仏教の寺院なのだという。なんでも、ここでお参りすると願い事が叶うと信じられているらしい。どこでも現世利益を謳う寺院は人気があるのだ。ゴータマ・シッダールタの教えはそのようなものでは無い気がするけれど、まあどうでもいいのだろう。
中国様式で建てられているだけに境内のあちらこちらに漢字が書かれている。そして、祭壇が幾つもあるのは台湾やベトナムで見た中国寺院と同じだった。写真の祭壇もそのひとつだ。祭壇の前にはなぜだかテーブルと椅子が置かれていて、ふたりの女性が腰掛けていた。お喋りをしながら休んでいる。でも、ふたりはお喋りをしているばかりで、祭壇を一向に見向きもしない。祀られている神様には一切興味が無いようだ。後ろに祭壇さえなければ、喫茶店で寛いでいると言われても違和感がないだろう。
2020年1月 人びと タイ | |
祭壇 バンコク 中華街 二人組 テーブル 寺院 女性 |
No
11361
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年01月16日
更新日
2020年09月15日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
スナップ写真
カメラ
RICOH GR III