赤いワンピースと赤いバッグと赤い線香

金徳院で線香を香炉に差す赤いワンピースの女
インドネシアのジャカルタにある金徳院という中国寺院で撮影 オザワテツ

赤いワンピースを着た女性が赤いバッグを片手に赤い線香を香炉に立てていた

ジャカルタにある金徳院の境内には大きな香炉が置かれていた。線香の灰でいっぱいになった香炉の側面には恐ろしい顔が彫られていた。これは獅子と同一視されることも多いけれど、正確には獅子ではなく、狻猊と呼ばれる中国の想像上の生き物らしい。でも、何がどう獅子と違うのかはよく分からない。ミステリアスな方が不気味だし、何か力があるような気がするから好都合なのかもしれない。

恐ろしい形相の付いた香炉の中には何本もの線香を突き立てられていた。東南アジアで見かける線香は、日本で一般的に目にする線香よりもずっと長い。そして、赤く塗られている。お供え物はロウソクも線香もどちらも赤い塗られているのだった。

香炉の周りには次から次へと参拝客がやってきて、思い思いに火の点いた線香を香炉の中に突き刺していく。そうこうしていると、赤いワンピースをまとった女性もやってきて、香炉の横に立ち止まると他の人と同じ様に線香を香炉の中に突き刺していた。

よく見てみると、この女性は着ている服が赤いだけでなく、肩から下げているバッグも深紅のものだった。赤いバッグを持った、赤いワンピースを着た女性が、赤い線香を供えている。いくら赤という色が中華文化では吉兆と財運を象徴しているとはいえ、ちょっと好きすぎではなかろうか。

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ジャカルタにある金徳院ってどこ?

PHOTO DATA

No

11569

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年06月17日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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