タニンにあるオークポースー駅の近くにあるゴミゴミした住宅街へ舞い戻ってきた。高床式の住居の間を縫うようにして伸びている路地を歩いていく。長閑な空気が充満していて、急いでいる人は誰もいない。ここで僕は明らかによそ者だ。でも地元の人は僕を見かけても訝しげな視線を向けてくることはない。ちょっと不思議そうに僕を眺めるだけだった。
ずんずん路地の奥に進んでいくと、またしても地元の人と出会った。老婆と男が立ち止まっていたのだ。親子なのか違うのか、よく分からないけれど、ふたりは同じような紫色のTシャツを着ていた。僕を見つけた時のリアクションはそれぞれだった。男は僕にもカメラにも興味がないようで、僕を一瞥するとつまらなそうに地面を見ながら煙草を吹かしている。その一方で老婆は僕に関心があるようで、振り向きながら大きな声を上げて笑っていた。
2019年6月 ミャンマー 人びと | |
路地 煙草 二人組 ロンジー 男性 老婆 紫 タニン |
No
11046
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年06月09日
更新日
2023年12月07日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA