市場に買い物に訪れている地元の人の多くは似たような買い物籠を抱えて歩いていた。でも写真の男の抱えていた籠は他の人とはちょっと違う。これから山に柴刈りに行くのかと思うくらい大きな籠だった。
タンクトップを着て、ロンジーをはいた男は肩から大きな籠を担いで歩いている。通路の両脇に並んでいる食料品店には目もくれず歩いているところを見ると、食料品を買い求めに来たのではないようだ。食料品を買うために持ってきたのであれば、その籠は大きすぎる。大家族ならいざしらず、冷蔵庫が普及していないであろうこの辺で、何日分もの食材を一度に買うとは考えづらい。男は何かしらの納品に訪れたに違いない。
男の抱えていた籠は軽そうに見えたから、もうどこかのお店に納品を終え、市場から去るところなのだろう。そんなことを考えているうちに、男はあっという間に僕の横を通り抜け、どこかへ歩き去って行った。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
籠 ロンジー 男性 市場 サンダル タンクトップ タニン |
No
11018
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月19日
更新日
2023年12月15日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA