チャウタンの川辺に建っている市場は思ったよりも大きく、ウロウロと歩いているうちに魚売り場へとやって来たのだった。通路の両端に小さな魚屋が軒を連ねていて魚売り場は賑わっている。そして、店頭には水揚げされたばかりの最中が並んでいた。漁網を売る店もあるくらいだから、この町には漁港があるのだろう。ここで売られている魚は、すぐ近くにある漁港で水揚げされたものが多いに違いない。
市場の他の場所と違い、魚売り場には煌々と電灯が点いていて明るい。ここだけ別世界のようだ。並べられている魚も電灯に照らされてキラキラしている。どの魚屋でも魚をさばいているこの区画の通路は水で濡れていて、通路さえも光を反射して明るくなっている。
そうこうしているうちに、通路の先に老婆が立っているのが見えた。老婆は腰の後で手を組んで店主たちと話をしている。見ていると、老婆はここに魚を買いに来たというよりも、世間話をしに来たような感じだった。
2019年4月 ミャンマー 人びと | |
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No
10968
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年04月11日
更新日
2024年01月14日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA