パーククローン花市場(バンコク)
老婆はトゥクトゥクの座席に腰掛けてじっと運転手が来るのを待っていた
タイでは花で作ったプアン・マーライと呼ばれる花数珠は一般的なものだ
売られていたのは自分の部屋に飾るような花ではなくて、お供え物として寺院に持っていくようなお花ばかりだった
仏前にバナナの葉を並べるのは日本人には違和感を感じるけれど、バンコクの寺院に赴くと大量のバナナが奉納されている
女性は口を窄めながら店員と何やら親しげに会話を交わしていた
女性が馬鈴薯が入っている袋を開けて、中の馬鈴薯を籠に移し替えていた
一般消費者がいない区画は、荷を搬入してきたトラックがいない限りはとても穏やかな空気に包まれていた
パーククローン花市場は花の市場となっているけれど、思いの外花以外を扱っているお店が多い
ラーマ9世はキヤノン製のカメラを愛用していたらしい
ランブータンが普通に売られているのを見ると南国にやって来たのだと実感する
パーククローン花市場では寺院を参拝した際に見掛ける花と同じようなものがあちらこちらで売られている
ラックムアン(バンコク)
次から次へと参拝客はやって来て、ラックムアンが空っぽになることはなかった
ラックムアンの隣にもお堂が建っていて、黄金の祭壇に黄金の像が立っている
町の柱という意味のラックムアンで大勢の人がお祈りを捧げている
プレーン・プートン通り(バンコク)
プレーン・プートン通りで男が古いミシンの手入れをしていた
プラナコーン区(バンコク)
可愛らしい形の薬缶を手にした男がカノム・クロックというお菓子を作っていた
同じ場所であっても、時間帯によって営業している屋台の種類が異なることもある
バンコク(タイ)
バンコクの路上ではイサーン地方の名物であるサイクロークというソーセージも普通に売られている
チャオプラヤー川のデルタ地帯に築かれたバンコクには坂というものがほとんどない
クロントゥーイ市場(バンコク)
籠の中を忙しく動き回っている鶏とは対照的に、男の波打ったお腹に時間を持て余している感じが滲み出ていた
市場を歩いている人の中には買い物に来たのではなく、商品を売り歩きに来ている人もいた
包丁を手にした女性たちが大量の鶏肉をさばいていた
子どもの頃は大人になったら勉強をしなくて良いものだと思っていた
クロントゥーイ市場の商店が軒を連ねる区画の裏に住居エリアが設けられていた
籠に寄りかかる老婆は首から幾つもプラクルアンを下げていたから、ひとつでは満足できないタイプなのだろう
タイの肥満率は世界でも低い方で、WHOの調査によると肥満率は8.5%で189カ国中135位だ
バナナが果物なのか野菜なのかは意見が別れるところだけれど、少なくとも蕾は野菜なのだろう
包丁を手にした女性の目の前にカットされた果物が無造作に山積みになっていた
男は大きな籠に脚を突っ込んで客が来るのを待っていた
いつ終わるとも分からない、大量の野菜を品出しを考えたのか、女性は脱力感に苛まれていたようだ
オクラは名前からすると日本に昔からあるような気がするけれど、実はアフリカ北東部の原産だ
つばの広い帽子、長袖のシャツ、首を隠すよだれ掛けのようなものがあれば日焼け対策は万全だ
いろいろな豚肉の部位が並べられていて、天井からは豚足がぶら下げられていた
陽気な女性にカメラを向けると、待ってましたと言わんばかりに両手でピースサインをしてくれた
バンコクでも丸くて分厚い俎板を使っている人が多い
タイは長い海岸線を持つ国であるものの、近海漁業が発達していないのだという
ミャンマーでは掃いて捨てるほど顔に塗っている人を見掛けたけれど、タイでタナカを塗っている人を見たのは初めてだった
朝からずっと肉を捌き続けた肉屋が午後にはもう疲れてしまっていても不思議ではない
クロントゥーイ市場はバンコク市民の胃袋を支える巨大な生鮮食品の市場だ
ポーンプラープ区(バンコク)
タイで女性が正式に出家することは認められていない
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