露天商が並んでいる場所をしばらく歩いていくと、普通にものを売る露天商とは違うタイプのお店が並んでいた。歩道の脇にはいくつもの絵画が並べられていて、それらを売る露天商が並んでいるのだ。ちょっと変わっているのは、ここは絵画を売っているだけではないことだ。売っている人はそれぞれが画家で、ここで作品の制作も行っている。工房と画廊を兼ねているようなのだ。
たまたまなのかもしれないけれど、ジャカルタでは路上では絵画の製作販売を生業としている人をよく見かける。サワー・ブサル地区を歩いていたときにも同じように歩道脇で作品を製作販売する工房兼画廊が軒を連ねているのを見た。イスラム教が主流の国では、偶像である絵画の類いはあまり人気がないような気がしていたけれど、ジャカルタは例外なのかもしれない。ひょっとしたら、これはインドネシアがオランダの植民地支配を受けていたことと関係があるのかも。
この写真の画家も自身の作品に囲まれながら、作品を制作している最中だった。肖像画の依頼を受けているようで、左手にモデルとなる男の絵を抱えながら、肖像画を描いていた。
2020年10月 インドネシア 人びと | |
作品 帽子 チェック柄のシャツ ジャカルタ 画家 ポートレート 歩道 |
No
11713
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月29日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF