獅子頭を担いだ男

獅子舞の面を担いでピースサインをする男
インドネシアのジャカルタにあるグロドックで撮影 オザワテツ

ジャカルタで路地の奥をウロウロしていると、獅子頭を担いでいる男と行き合った

大きなビルに行き当たってしまう路地の奥に食堂があって、中では地元の人が食事を摂っていた。食事時ではなかったからか、客の数は少なく食堂は閑散としていた。お腹の減っていなかった僕は中に入るわけでもなく、店の周囲をウロウロとしていた。

そうこうしているうちに、赤いTシャツを着た男が向こうからやって来た。肩に大きな物体を担いでいた。フサフサの付いたその物体は獅子舞の面だ。この男は僕がついさっき路地の中ほどで出会った獅子舞の男だった。ひととおりお店を回り終えたのだろう。面を外して、休憩するために路地の奥に来たようだ。

男は僕は姿を認めると、まだウロウロしているのかという顔をしたものの、すぐに笑顔になった。そりゃそうだろう。僕はさっききちんと「招福駆邪」するためのお金を渡している。男もそのことを思い出したに違いない。些細なことだけれど、どこの国でも金払いが良くて邪険な扱いを受けたことはない。それがここでも証明されたような気がした。その証拠に、男の背後に立つお金を渡していない老婆は怪訝そうな眼差しを僕に向けている。

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獅子頭とは?

獅子舞に使用する、木製の獅子の頭部をかたどったもの。広義には猪(いのしし)・鹿(しか)をかたどったものも含む。

"しし‐がしら【獅子頭】", デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-08-02)

ジャカルタのグロドックってどこ?

PHOTO DATA

No

11545

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年05月29日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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