市場をウロウロしていうちに、魚介類を売る店が集まる場所へとやって来た。市場の辺りの雰囲気からは想像できないけれど、タニンの町にはミャンマー最大の港があるのだそうだ。そのため、この市場も魚介類が豊富なのだろう。どのお店にも女性が腰を下ろしていて、そして暇そうだ。世間話に花を咲かせている人もいれば、ぼんやりしている人もいる。
写真の女性は後者だった。ぼんやりと遠くを眺めている。僕が近づいていっても、僕に意識が向くこともなくじっと見続けていた。女性の前にはビニール袋が幾つも並べられていて、どの袋の中にも干しエビが大量に入っている。
中華料理で使われることの多い蝦米だ。一口に蝦米と言っても、様々な種類があるのだろう。種類ごとに袋に入れられて陳列されていた。ミャンマーの料理もやはり中華料理の影響を受けているから、蝦米がミャンマーで一般的でも不思議はない。旅をしている間、いろいろなところでこの蝦米が売られているのを目にした。
No
11020
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月21日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA