写真の女性は、魚屋で忙しそうに働いていた。この店はふたりで切り盛りしており、その両方が慌ただしく動き回っている。どうやらこの魚屋は人気店のようで、次々と訪れる客に応じるため、休む間もない様子だった。ひとりは黙々と魚を切り続け、もうひとりの女性は客とのやりとりをひたすらにこなしている。
カメラを向けた瞬間も、赤い手袋をはめた女性は客からの注文を確認している最中だった。彼女の前の机の上には秤と赤いプラスチック製の桶が置かれており、魚の量を測り、注文を効率的に捌くための準備が整っているのが分かる。
その場には、活気と忙しさが入り混じった独特の雰囲気が漂っていた。女性の真剣な表情と、テキパキと動く手元からは、日々の仕事へのプロフェッショナリズムが感じられ、まさに市場の活気を象徴しているようだった。
2017年4月 人びと 台湾 | |
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No
10106
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年04月13日
更新日
2024年12月23日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA