クロントゥーイ市場に、丸いトレイがいくつも並んでいた。どれにも海産物が載せられていて、中でもエビとカニが目立つ。エビとカニを主に扱うお店のようだ。漆黒のカニも置いてあれば、ちょっと赤味を帯びているカニも売られている。
ビニール製の手袋をはめた女性が並んでいるトレイの前に立っていた。グローブをした手でトレイの上にカニを追加している。見ていると、女性がグローブをしている理由が気になってしまった。おそらく、手がカニ臭くなってしまうのが嫌なのだろうけれど、手袋をしただけでは長い髪がカニ臭くなってしまうのではなかろうか。この職場で働いている限り、カニの臭いと縁を切るのは難しい。
タイというとエビのイメージが強いけれど、クロントゥーイ市場ではカニも売られている。ふとプー・パッ・ポン・カリーというタイ料理を思い起こした。プーはカニ、パッは炒めること、ポンはパウダーを意味している。つまりカニの入ったカレーだ。この料理名はトムヤムクンと同じように食材と調理方法がそのまま名前になっていて、タイ語が分かれば、料理名から料理を思い浮かべやすいのかもしれない。けれど、タイ語の分からない僕にしてみればカレーということしか汲み取れなかった。
2020年2月 人びと タイ | |
バンコク カニ 食材 クロントゥーイ市場 ロングヘア 市場 エビ お盆 |
No
11408
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月19日
更新日
2023年09月11日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
スナップ写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA