何の変哲もない地元の市場であるミョーマ市場には長閑な空気が漂っていた。土産物を売っているお店はどこにもなく、ここに惹かれてやってくる観光客も少ない。お店で働いている人たちものんびりしていた。忙しい時間ではないようだ。市場を歩いている買い物客もあまりいない。ウロウロ歩き回っていても、僕に何かを売りつけようと試みてくる人はひとりもいなかった。そのような雰囲気の場所は僕の好物だ。ここでは何気なく日々の生活を送っている人の姿を思う存分に観察できる。
とあるお店の前にやってくると、若い女性と年配の女性が腰を下ろしていて、やはり暇そうにしていた。若い女性は何の前触れもなく現れた外国人旅行者にちょっと驚いたようだ。僕の持っているカメラを見て恥ずかしそうに大笑いし始めた。被写体になることはかなり恥ずかしいことのようだ。その後ろでは、年配の女性が苦笑いしながら大笑いしている同僚を眺めていた。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
大笑い 花柄 老婆 タナカ タニン 計量器 若い女性 |
No
11012
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月15日
更新日
2023年12月19日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA