ラーマ4世通りを歩いていると、歩道にリンゴの露天商が店を広げていた。テーブルは計量器などとともに大量のリンゴで埋め尽くされている。バンコクでリンゴが売られているのを見かけるのは珍しくない。だからタイでもリンゴの生産が盛んだと思ってしまいそうだけれど、それは違う。リンゴの主要な生産国リストを穴が開くくらい眺めても、タイの名前はどこにもない。タイでリンゴはほとんど生産されていないのだ。冷静になって考えれば、リンゴは寒冷地で栽培されるもの。南国のタイの気候に合わないのだろう。
世界で最も多くリンゴを生産しているのは中国だ。個人的には中国とリンゴが結びついていなかったので、驚きの順位だった。しかも、その生産量は他国を圧倒している。2位であるアメリカの8倍の量を生産している圧倒的な1位なのだ。バンコクの路上で売られているリンゴもほとんどが中国からの輸入品かもしれない。なにせ、この露天商がお店を開いていたのはチャイナタウンの一角だ。
2020年1月 人びと タイ | |
林檎 バンコク 眼鏡 露天商 計量器 |
No
11365
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年01月19日
更新日
2023年09月14日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA