ジャカルタの住宅街の中を進んでいると、また屋台が現れた。日本ではビーチでしか見かけないようなカラフルなパラソルが道路脇に立てられていて、その下にテーブルが置かれている。そして、テーブルの上にはプラスチックの容器が幾つも並んでいた。それぞれにお惣菜が入れられていて、ここはデリカテッセンのようだ。
色合いを意識して合わせたのかどうかはわからないけれど、テーブルの側面に貼られた紙もパラソルと同じような色の組み合わせになっていた。ぱっと見るとパラソルとテーブルはとてもマッチしている。これで惣菜を買いに来ている客の姿があれば完璧なのだろうけれど、残念ながら客の姿はなかった。テーブルの近くには一台のバイクが駐められているだけだった。
屋台の主はというと、これまた商品の置いてあるテーブルの周囲にはいない。テーブルの後ろの方にある細い路地の椅子に腰掛けてスマホとにらめっこしていた。履物を脱いだ足を前の壁に伸ばしてすっかりくつろいでいたのだ。テーブルの上に商品を並べたのだから、あとはもう客が来るのをネットサーフィンしながら待っている感じだった。
2020年12月 インドネシア 人びと | |
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No
11761
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月16日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF