お腹が減っているときには見当たらなかった食べ物屋が、腹ごしらえしてから歩くとこれでもかと視界に入ってくる。不思議なものだ。お腹が減っているときは見当違いの場所で探していたのだろう。
世の中は不合理で満ちあふれていると思いながらバンコクにあるクロントゥーイ市場を歩いていると、また惣菜屋と思しきお店が現れた。店頭に幾つも金属バットが置かれていて、そのどれにも料理が入っている。煮込み料理が多い。野菜を煮込んだものもあれば、アサリを使ったようなものもある。中でも煮卵に味をつけたようなものは美味しそうだ。でも僕はさっきモツの入った麺を食べたばかり。これ以上は食べられなかった。
落ち着いて店内を見渡すと、テーブルも幾つか置かれている。ここでは店内で食べることもできるし、持ち帰りもできるようだ。でも昼食時間ではないようで客の姿はない。店内に見える人影は奥の方で働いている女性だけだった。誰も客がいないのに、女性はひとり黙々と働いていた。
2020年3月 食べ物 タイ | |
バンコク デリカテッセン 皿 卵 クロントゥーイ市場 市場 お盆 |
No
11424
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月01日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
食物写真
カメラ
RICOH GR III