ジャカルタで住居ばかりが並んでいるエリアを歩いているうちに、住居の中に会社と思われる建物が増えてきた。もう少し進んでいったら、住宅街は終わり大きな幹線道路にでも行き着くのだろう。そう思っていたら、写真の建設現場に出くわした。
中では数人の男が働いていた。手前にいる男の前にはなんだかよくわからない長い金属製のものが地面に置かれている。これはいったい何だろうと思って近づく僕を赤いシャツを着た男は一瞥すた。でも、作業の手は止めない。
じっと見ていると、男は蛇腹の骨組みに金属製の板をはめている。骨組みの端から金属の板を差し込んでいたのだ。どうやら男はシャッターを作っているようだ。シャッターというものはどこか大量生産している工場の中で作られるものだと思っていたので、工事現場の一角で作られているのを見て意外だった。
板をはめる作業は見た目以上に神経を使うようで、赤いシャツの男は真剣に仕事を進めるばかりで僕の構えたカメラには無頓着だった。それにしても、随分と大きなシャッターだ。
2020年12月 インドネシア 人びと | |
骨組み ジャカルタ シャッター 仕事 |
No
11762
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月17日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF