ジャカルタにある大史廟のという中国寺院の本堂はごちゃごちゃしていた。あちらこちらに祭壇が設けられていて、それぞれに異なる神様が祀られている。東南アジアにある中国寺院を訪れるといつも思うのだけれど、中国寺院では神様が増えたから別の寺院を建立しようという発想にはならないようだ。どんどん合祀していって、神様の数が増えたらその分寺院の格が上がったと考えるのかもしれない。
祭壇と祭壇の間にもロウソクが置かれているので、思いの外お堂の中にはスペースがない。狭い通路をあっちにいったり、こっちにいったりしている間も参拝客が現れてお参りを始めていた。
参拝の邪魔にならないように見ていると、来る信徒、来る信徒、誰も迷うことなく祭壇へと足を進めている。どの祭壇でお参りするのか迷っている様子はないのだ。地元の人はそおれぞれがお参りすべき神様がどこに鎮座しているのか、ちゃんと把握しているようだ。いくつもの祭壇が置かれていると、門外漢である僕にはどこでお参りするべきか見当が付かないけれど、ご利益をいただくためにはきちんと把握している必要があるに違いない。
2020年6月 インドネシア 人びと | |
祭壇 バック・ショット 蝋燭 ジャカルタ 祈る 寺院 女性 |
No
11558
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年06月08日
更新日
2023年09月04日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF