ヒンドゥー教の世界には、祭壇や祠が驚くほど多い。仏教徒が多数を占める日本にも寺社は多いが、やはり多神教の世界では、神々の数だけ信仰の場が必要になる。その結果、町の至るところに大小さまざまな祭壇や祠が点在するのだ。
ムンバイの路地を歩いていると、突然、祭壇が現れた。色鮮やかな像が祀られ、周囲には供物が供えられている。その前には、一匹の犬が寝転がっていた。石造りの床は熱を逃がしやすく、きっとそこが涼しいのだろう。祭壇の前という神聖な場所を、犬が何の気兼ねもなく占拠している様子が、インドらしい寛容さを物語っているようだった。
2025年2月 動物 インド | |
祭壇 犬 ムンバイ |
No
12803
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年02月16日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF