バンコクにあるター・ティエン市場をウロウロしていた。市場にあるお店は営業しているけれど、あまり買い物客はおらず閑散としている。喧騒はない代わりに、暇そうにしている店員たちに売っているものを聞くのにいい機会だった。日本であまり目にしないようなものも並んでいて気になるのだ。
そうこうしているうちに、小さな広場に出くわした。広場の端に祭壇が設けられていて、中には黄金の像が安置されている。台座には漢字で「地主神位」と書かれているから、神道で言うところの地主神のようなもので、この辺りを守護している神様だ。市場の繁栄を祈願して置かれたのだろう。
神様は薄暗い祭壇でぼんやりと灯りに照らされていた。繁盛しているとはとても言えない状況の市場を見る限りでは、この神様は休憩の最中なのだろう。それにしても、バンコクは中華文化の影響が強い。ター・ティエン市場もバンコクのチャイナタウンからは離れた場所にあるのにもかかわらず、漢字が用いられていて中華文化を感じさせるものだった。
2019年12月 町角 タイ | |
祭壇 バンコク 漢字 市場 |
No
11333
撮影年月
2019年9月
投稿日
2019年12月22日
更新日
2023年09月21日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA