1650年に創建されたジャカルタで最も古い中国寺院の金徳院は賑わっていた。境内にはいくつも祭壇が設けられていて、どの祭壇の前にもお参りをする人がいた。もう少し寝ると春節だ。良い春節を迎えられるようにと、お参りする人が多いのだ。境内には参拝客が奉納した線香とロウソクで溢れていた。
お参りをしているのはほとんどが地元の人のようで、ラフな格好をしている人が多い。時間が空いたときにふらっと訪れたような人がばかりで、僕のように明らかに他所からやって来た人は少数派だった。幸か不幸か、ここ金徳院は外国からわざわざやって来るほどメジャーな観光地ではない。境内では地元の人が春節を祝う準備が粛々と進められていた。
春節を祝う赤いろうそくが境内のあちらこちらに立てられていて、中にはサンドバックと見紛ってしまうような太いロウソクもあった。写真のロウソクも境内で燃えていた何本ものロウソクの一部だ。
ゆらゆらと燃えているロウソクの炎を眺めていると、猫がロウソクの手前にいるのに気がついた。ちょこんと行儀よく座っていた。この猫も良い春節を迎えられることを祈りに来たのかもしれない。
2020年6月 動物 インドネシア | |
蝋燭 猫 ジャカルタ 寺院 |
No
11574
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年06月21日
更新日
2023年09月04日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF