金徳院にいた猫

ジャカルタにある金徳院にいた猫
インドネシアのジャカルタにある金徳院という中国寺院で撮影 オザワテツ

大勢の参拝客が訪れている金徳院には猫もまたやって来ていた

1650年に創建されたジャカルタにある最も古い中国寺院である金徳院は賑わっていた。境内にはいくつも祭壇が設けられていて、どの祭壇の前にもお参りをする人の姿があった。良い春節を迎えられるようにと、寺院を訪れてお参りする人が多いのだ。境内は参拝客が奉納する線香とロウソクで溢れていた。

お参りをしているのはほとんど地元の人のようで、かなりラフな格好をしている人が多い。時間が空いたときに、ふらっと訪れたような人がばかりで、僕のように明らかに他所からやって来た人は少数派だ。幸か不幸か、ここ金徳院は外国からわざわざやって来るほどメジャーな観光地ではない。境内では粛々と地元の人が春節を祝う準備が進められていたのだった。

春節を祝うための赤いろうそくが境内のあちらこちらに立てられていて、中にはサンドバックと見紛ってしまうような太いロウソクもあった。写真のロウソクも境内で燃えていた何本ものロウソクの一部だ。

ゆらゆらと燃えているロウソクの炎を眺めていると、猫がロウソクの手前にいるのに気がついた。ちょこんと行儀よく座っていた。この猫も良い春節を迎えられることを祈りに来たのかもしれない。

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金徳院とは

金徳院はインドネシア・ジャカルタの中華街グロドックにあるクレンテン(現地語で「中国寺院」の意)。1650年に完成したジャカルタ最古の中国寺院。 1650年、カピタン・チナのKwee Hoenが金徳院を建立し、観音菩薩が祀られていることから観音亭と命名された。「観音亭」という名称は「クレンテン (Klenteng)」の語源になり、「クレンテン」は後にインド諸国において中国の宗教施設全般を指す一般的な用語になった。 1740年の華僑虐殺事件で金徳院は全焼した。事件の後、オランダ領東インド総督のグスタフ・ウィレム・ファン・イムホフは、各民族集団を管理しそれぞれのコミュニティの社会的・宗教的問題を調整するための半自治組織を設立した。中国人の民族集団はこの組織を「Kong Koan」と呼んだ。1755年、Kong Koanはカピタン・チナのOey Tji LOの指揮の下で金徳院を再建し、維持管理を担当した。修復された寺は「金徳院」と命名された。

ジャカルタにある金徳院ってどこ?

PHOTO DATA

No

11574

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年06月21日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

動物写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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