巨大な仏塔が境内の中央にそびえていた。「パゴダ」という呼称は仏塔の英訳だ。ミャンマー語ではパヤーといい、もともとのサンスクリットではストゥーパという。サンスクリット語の音が日本では漢字で卒塔婆と書かれることになった。卒塔婆と聞くと、日本では板塔婆を思い浮かべてしまって、モヤモヤした気分になってしまうけれど、もともとは仏舎利を安置するための建物のこと。ミャンマーなどの上座部仏教の国にある仏教寺院で、境内の中心にあるのは日本のように仏像を安置したお堂ではなく仏塔だ。
シュエモードー・パゴダにも中央に114mの高さを誇る大きな仏塔がそびえている。写真はその仏塔の下部分だ。ミャンマーでもっとも高い仏塔なのだそうだ。この大きな建造物のどこに仏舎利が安置されているのかは分からないけれど、そのようなことは参拝客に関係ない。参拝客は徳を積むために時計回りに仏塔の周りを回る。写真の女性も仏塔の周囲を回っていた。立ち止まって鞄から何かを取り出そうとしていたので、祭壇にお供え物でもしようとしていたのだろう。
2019年8月 町角 ミャンマー | |
祭壇 バゴー 黄金 仏塔 傘 参拝客 |
No
11124
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月01日
更新日
2023年11月17日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA