壁にかかる赤いワンピース

ジャカルタの町角の壁にかかる赤いワンピース
インドネシアのジャカルタで撮影 オザワテツ

旧バタヴィアの町角では、赤いワンピースが壁に掛けられていた

旧バタヴィアの中を歩いていた。ジャカルタの旧市街とはいえ、町の全てが旧態依然としている訳ではなかった。というより、ほとんどの場所には至って普通の町並みが広がっていた。古い町並みというのは観光する人間にとってはいいけれど、住んでいる人にはあまり優しいものではない。大抵の場合、古いままになっている町並みは、インフラもやはり古いままなのだからだ。

今歩いているところも、旧市街らしさがある訳でもなく、かといって近代的な建物がある訳でもなく、何の変哲もない場所だった。板打ちされた壁が続いていて、仮設の住居のようだった。壁の前には植木もなく、寂しい。そのような中、壁に掛けられた赤いワンピースがひときわ目を惹いていた。文字通り、紅一点という様子だった。

洗いざらしなのだろう。風が吹く度にワンピースは舞っていた。右に左に踊っているものの、周りには何もなく踊っているのは赤いワンピースだけだ。横にある扉のところには女性が立っているのが見えるのだけれど、ワンピースに調子を合わせる気は全く感じられなかった。

EN

ジャカルタってどこ?

PHOTO DATA

No

11531

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年05月18日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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