温陵会館という寺院に大きな香炉があって、女性がその前に立っていた。日本では目にしない長い線香に火を点けていた。仏教でも道教でも同じように線香を用いるので、それだけではここが仏教寺院なのか、道教寺院なのかは分からない。
調べてみると、ここ温陵会館は一応道教の寺院だった。もともと祀られていたのは媽祖という福建省出身の海の女神で、後に観世音菩薩も併せて祀られるようになったという。そのため、一般にはここは「観音廟」とも呼ばれていて、その名を聞いただけでは仏教寺院のような気がしてしまうものの、中には道教のいろいろな神様も祀られている。まあご利益があれば、祀るのは誰だっていいのだろう。
2009年6月 町角 ベトナム | |
ホーチミン市 香炉 線香 影 寺院 女性 |
No
2860
撮影年月
2009年3月
投稿日
2009年06月05日
更新日
2025年06月16日
撮影場所
ホーチミン市 / ベトナム
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM