何遍も訪れたことがあるけれど、今回も来てしまった。台北随一の観光名所である迪化街に。ここには買ったところでどう食べていいのかわからない燕の巣なんていう高級食材から、お土産としてばら撒くのにちょうどいいドライフルーツまで、幅広いものが売られていて、たとえ買わなくとも軒を連ねた店を眺めて歩くだけで楽しい。僕は店頭に並べられたドライフルーツを眺めつつ、迪化街を進んでいた。今回得られた知見は、杏仁豆腐の上に載っているクコの実を売っているお店は多いけれど、台湾産のものはないということ。売られているものはどれもこれも中国産で、お店の人に訪ねたところ、台湾では作っていないと言われてしまった。
大橋頭駅から迪化街を南下していくと、ちょうどお店を眺めるのに飽きてしまう頃に寺院が現れる。台北霞海城隍廟だ。台湾では一般的な町中にある狭い境内の寺院であるにもかかわらず、境内に霞海城隍爺を始め、その夫人、月下老人など600を越える神様を祀っているのだという。ちょっと祀り過ぎではないだろうか。台湾で神像密度の最も高い古廟とされている寺院には、この日も大勢の参拝客が訪れていた。600を超える神様がいるのだから、対応できないご利益なんて存在しないに違いない。
2024年9月 人びと 台湾 | |
線香 台北 寺院 参拝客 |
No
12652
撮影年月
2024年3月
投稿日
2024年09月20日
更新日
2024年09月22日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF