華僑のいるところにはチャイナタウンがあって、中国寺院も建っている。ペナンのジョージタウンにも華僑がいて、中国寺院が建っていた。ここ観音寺がそうだ。ここは華僑によって建立された道教の寺院なのだ。1728年に建てられたペナンで最も古い道教寺院には、その名が示すとおり観音菩薩が祀られている。しかし、もともとは海の神である媽祖を祀るために建てられた寺院だったのだそうだ。
寺院の中は参拝客で賑わっていた。中国寺院だけにここでもお堂の中にはいくつも祭壇が設けられていて、みなそれぞれ好みの祭壇の前でお参りしている。写真の中でも女性がこちらに背を向けてお祈りをしている一方で、手前に立つ眼鏡の男は右にある祭壇に向かってお祈りをしていた。男の前のテーブルには香炉が置かれていて、何本もの線香が立てられていた。このようにそれほど広くない境内には至るところに祭壇があって、それぞれの祭壇に神様が祀られていて、参拝客は思い思いにお祈りを捧げているのだ。
これだけ神様がいると、どの神様のところでお参りするのがベストなのかを判断するのは難しい。よそ者としては、ただただ皆の元に幸運が訪れるように願うばかりだ。ついでに僕のところにも幸運がやって来てくれたらこの上ない。
2009年3月 マレーシア 人びと | |
香炉 線香 ペナン島 宗教 寺院 信仰 参拝客 |
No
2610
撮影年月
2008年12月
投稿日
2009年03月20日
更新日
2023年08月09日
撮影場所
ペナン島 / マレーシア
ジャンル
スナップ写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM