打って変わって、この日は近代的なビルが建ち並ぶ中央ジャカルタ市を歩いていた。道は広く、建っているビルは高い。近代的な町並みだ。ここには高級ホテルもあるし、高級ショッピング・モールもある。中央ジャカルタ市という名前の通り、ジャカルタの中心部だ。歩いている人も小綺麗な格好をしている人が多く、ちょっと僕には居心地が悪い。
タムリン通りという目抜き通りを歩いていると、ジャカルタはとても近代的な町に思える。しかし、そのような印象を抱かせる町並みは、あっけなく終わりを告げるのが東南アジアらしい。タムリン通りと交差する通りに入って、グランド・インドネシアという高級ショッピング・モール(中には紀伊國屋書店も入っている)を越えていくと、すぐに見慣れた町並みになっていく。グランド・インドネシアと同じ通りにある別のショッピング・モールも、規模は大きいけれど、もうここには高級な雰囲気は一切ない。タムリン通りからちょっと離れただけで、庶民が買い物に訪れるようなショッピング・モールになるのだった。
そのショッピング・モールの中には、所狭しと衣料品が陳列されていた。ここには衣料品を扱うお店ばかりが入っているようだ。洋の東西を問わず、衣料品のメインターゲットは女性で、ここで売られていたのも圧倒的に女性もの。とあるお店に置かれていたマネキンも女性で、頭にはしっかりとヒジャブをかぶっていた。マレーシアのクアラルンプールで見たマネキンもしっかりとヒジャブをかぶっていたから、イスラム圏ではマネキンも女性ものは髪を隠すと決まっているのかもしれない。
2020年9月 インドネシア 静物 | |
瞳 ヒジャブ ジャカルタ マネキン ショッピング・モール |
No
11661
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年09月07日
更新日
2024年01月06日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF