ジャカルタのハヤム・ウルク通りを歩いていると、露天商が並んでいる場所へとやって来た。画家と古物商が多かった。古物商はコインやお札を路面に並べていて、画家の人は壁際に作品を並べていた。同じインドネシアのバリ島のウブドでも、画家を称する人に大勢会ったし、町の至る所で絵画が売られていたけれど、大都市の町角でなかなかこれだけの量の画家が一堂に会して働いているのを見かけるのは珍しい。
この歩道は画家の人たちにとっては、ギャラリーであると同時にスタジオでもあるようで、自分の作品を歩行者が見られるように並べ、その横でせっせと作品制作に励んでいた。
作品は肖像画が多い。一般人を描いたものもあれば、僕にでもわかる有名人の顔を描いている作品もあった。ここでは有名無名に関わらず、肖像画が人気のようだ。その代わり、バリ島のように神話の世界を描いた作品は少なかった。
画家が並んでいる場所の柱に目を向けると、こちらにも絵画が描かれていた。肖像画ばかりが並んでいる画家の周辺とは打って変わって、こちらにはインドネシアの風俗が描かれていた。個人的にはセレブの肖像画よりも日本と異なる風俗が描かれている方が興味を惹かれてしまう。
2020年5月 町角 インドネシア | |
作品 ジャカルタ 画家 絵 柱 歩道 |
No
11537
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年05月23日
更新日
2023年09月04日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF