市場を徘徊しているうちに、アート作品を扱うセクションへやって来た。この広い市場は8つのセクションに分かれていて、アートを扱うのはそのうちのひとつだ。どの店にもお土産として売られているアート作品が置かれている。だからだろう。斬新な手法を用いて制作されたコンテンポラリーアートの作品はほとんどない。万人受けしそうなものばかりだ。こういうところでアートを買い求めるのは西洋人が多い。家に飾ってタイ旅行の思い出にするのであれば、作品はどことなくアジア的な雰囲気を漂わせなければならない。難解な解釈は不要だ。
歩いていると、画家本人がいるお店もチラホラ見かける。作家本人が店を構えているのかもしれない。僕が足を止めたお店もそうだった。作成途中のキャンバスが置かれていて、その前に画家が腰を下ろしていた。手にマグカップを持ってたから小休止しているところだろう。カメラを向けると微笑んでくれた。キャンバスはまだほとんどの部分が真っ白だったけれど、画家には美しい作品に仕上げる自信があるように見えた。
2020年2月 人びと タイ | |
バンコク キャンバス チャトゥチャック市場 市場 画家 絵 笑顔 |
No
11387
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月04日
更新日
2023年09月12日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA