線路の上を歩いて行く。タイ・メークロン駅近くの線路は、今でも思い出したように列車が通る現役の線路であると同時に生鮮食品などが売られている市場でもある。線路を挟むように店が立ち並んでいて、買い物客が行き来している。まさに線路が市場の通路になっているのだ。もちろん、人が歩くことを考えて線路が敷かれている訳ではないから、バラストと枕木の上を歩かなければならない。ちょっと歩きにくい。でも、商売する人にとっては好ましいことなのかもしれない。買い物客は急ぎ足で市場の中を通り過ぎれないので、ついつい余計な買い物をしてしまうこともあるだろう。
列車が走る時間になると、立ち並んでいるお店は店頭の商品を後ろに下げて走り抜ける列車をやり過ごすことになるのだけれど、列車がやって来るのはまだまだ先のこと。商売人たちは何食わぬ顔で商売をしている。
僕の前を女性が歩いていた。女性はお店の前に立ち止まると、並べられていた商品を吟味し始めた。ビニール袋をつまみ上げて、店員に何かを話しかけている。店員がそれに対してぶっきらぼうに応対しているのが見えた。
2018年6月 町角 タイ | |
メークロン メークロン線路市場 市場 線路 シルエット |
No
10617
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月23日
更新日
2024年02月10日
撮影場所
メークロン線路市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA