跨線橋からプラットホームの様子を眺めると、大勢の行商人が所狭しと商品を並べて商売をしているのが見えた。ヤンゴンにあるダニンゴン駅は、まるで露天市のようになっている。この光景を見ていると、プラットホームがこのまま進化したら、ドライブスルーのような市場になるのではないかと思ってしまう。人びとは列車に乗ってやって来て、下車することなく買い物ができる。ただし、希望の商品を売るお店の前に停まるかどうかは分からない。ギャンブル性のあるドライブスルーだ。
そんなことを考えてるうちに、下の線路にいた男たちが僕が眺めていることに気がついた。周囲には商品らしきものは何もない。行商人たちと違って、この男たちは働きにやって来たのではないように見える。買い物に来たのかもしれないけれど、疲れてしまったのか、ただ線路の上に腰を下ろしてダラダラしていた。男たちにカメラを向けても、特にリアクションを取ってくれることもなかった。
2019年2月 ミャンマー 人びと | |
市場 線路 上半身裸 駅 ヤンゴン |
No
10915
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月28日
更新日
2023年10月08日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA