メークロン線路市場の線路上を大勢の観光客が行き来していた

ここ10年くらいでメークロン線路市場はすっかり観光名所になったようだ。文字通り線路の上に開かれる市場は多くの観光客を惹きつけている。でも、これはメークロンという町が観光地になったということを意味している訳ではない。ほとんどの観光客はメークロン線路市場を観光し終えると、いそいそと観光バスに乗り込んで町を去ってしまう。

それでも、訪れる観光客がこメークロンの経済に貢献しているのは間違いないだろう。この日も線路市場は観光客で混雑していた。見たことろ、バンコクと同じように中国からの観光客が多い。大勢の観光客の中に混じって線路を歩いていると、なんだか遊園地のアトラクションの順番が回ってくるのを待っているような気になる。僕を含めて誰しもが列車がやって来るのを待っている。

残念ながら、観光客のほとんどは線路市場以外に興味がない。列車の来る時間は分かっているから、それまでメークロンの他の場所を見てみようと思う人は少ない。結果として、多くの観光客が列車が来るまでの時間を線路の上でゾンビのように行き来することになっている。

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