列車されいなければ、メークロン線路市場はいたってのどかな田舎の市場だ。お店の人は他の市場と同じように気だるそうに商売をしているし、買い物客はのんびりと商品を見て回っている。誰も通路の真ん中にある線路のことなど気にも留めていない。まるで、そこには何も無いかのようだ。でも、実際には線路が敷かれていて、ちょっと歩きづらいのだけれど。
市場の中を歩いていると、青果店があった。他の店と同じように線路脇に商品を並べて商売をしている。線路脇にある箱の中には緑色の果物が入っていた。日本で見かけるものとイメージが違うけれど、これはマンゴーだ。タイではマンゴーは珍しいフルーツではない。なんでも60を超える種類の品種が栽培されているらしい。この品種が何なのかは分からない。しかし、緑色の状態で売られているところを見ると、熟す前から食べられる品種なのだろう。
そのうち、ひとりの買い物客が店の前に足を止めた。しゃがんだ女性はマンゴーを手にとって良く見ている。でも、店主はその女性には構うこともなく、自分のしていた作業を黙々と続けていた。
2020年3月 町角 タイ | |
青果店 メークロン メークロン線路市場 マンゴー 市場 |
No
11447
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月17日
更新日
2020年09月14日
撮影場所
メークロン線路市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III