メークロン線路市場(タイ)
一日4往復しかしないので、メークロン線路市場に列車はなかなかやって来ない
メークロンにある線路市場で足元に目を落とすと、しっかりとレールが走っていた
市場の真中に細長く伸びる線路は今でも現役の線路で、本数は少ないとはいえ、今でも一日に何度か列車が走り抜ける
メークロン駅近くの線路は、今でも思い出したように列車が通る現役の線路であると同時に生鮮食品などが売られている市場でもある
線路の上には幌が出ていて、足元にバラストがなければ普通の市場と変わらない
パーククローン花市場(バンコク)
パーククローン花市場という名前になっているけれど、青果を扱っている店の方が多いような気がする
男たちはバケツリレーの要領で、玉葱の入った袋を運んでいた
仏前にバナナの葉を並べるのは日本人には違和感を感じるけれど、バンコクの寺院に赴くと大量のバナナが奉納されている
一般消費者がいない区画は、荷を搬入してきたトラックがいない限りはとても穏やかな空気に包まれていた
ランブータンが普通に売られているのを見ると南国にやって来たのだと実感する
クロントゥーイ市場(バンコク)
大きな鳥籠に入れられている鶏は観賞用でもペットでもなく、食用だ
タイの肥満率は世界でも低い方で、WHOの調査によると肥満率は8.5%で189カ国中135位だ
バナナが果物なのか野菜なのかは意見が別れるところだけれど、少なくとも蕾は野菜なのだろう
クロントゥーイ市場に通路の真ん中に置かれたかごは市場で働くクーリエが荷を入れて運ぶものだ
男は大きな籠に脚を突っ込んで客が来るのを待っていた
帽子をかぶって目立つオレンジ色のベストを着ている人たちはゴミの清掃人ではなく、クーリエだ
唐辛子が伝来するまでは、タイでは胡椒を今の唐辛子のように用いていたらしい
タイは長い海岸線を持つ国であるものの、近海漁業が発達していないのだという
プラーニンと呼ばれる魚はタイでは一般的な魚で、「プラー」は魚を意味し、「ニン」は日本の天皇のことを差しているのだという
テーブルが捌かれたばかりの新鮮な肉で埋め尽くされていたけれど、あまり蝿がいなかった
タイの食堂のテーブルには必ずプリック・ポンと呼ばれる粉唐辛子の瓶が置かれている
サムパッタウォン区(バンコク)
お世辞にも綺麗とは言えない市場の一角で猫と対峙した
サンペーン市場(バンコク)
男は店頭に出したプラスチック製の椅子に腰掛けて、ぼんやりとつっかえ棒の先端の方を眺めていた
果物には様々な果物が並べられていて、レモンもあればサントルという果物も売られていた
寧夏夜市(台北)
たこ焼きはしっかりと海を越え、遠い異国の地に根付いているようだった
水仙宮市場(台南)
シャッターの閉まった水仙宮市場で親子ふたりが我が家でくつろいでいるかのように楽しんでいた
よそ者の僕にとって、迷路のように複雑に入り組んだ市場の路地はとても魅力的だ
台湾で売られている果物はどれも驚くほど安く、果物好きがこの光景を目にしたら、きっと小躍りするに違いない
台湾では全体的に料理の味付けが控えめな傾向があるから、キムチのような刺激的な味が新鮮なのかもしれない
鴨母寮市場(台南)
台湾の市場では果物の種類の多さと価格の安さに驚かされる
台湾では寿司が人気なので市場で巻きずしを作っている人たちがいるのも特に不思議なことではない
カメラを向けると、老婆は特に動揺することもなく、静かに視線を返してくれた
言葉が通じなくても、旅先で地元の食べ物を味わう楽しみは変わらない
新鮮な鶏肉を売っていることを示すためのデモンストレーションなのか、捌かれる前の鶏が一羽だけ陳列されていてた
肉まんをそっと扱う彼女の手つきからは、まるで自分の子どもを世話しているような雰囲気が漂っていた
片手で餡をつまみ、もう片方の手で皮を取り、驚くほどの速さで包んでいく手さばきはまさに熟練の技だった
楽しそうに作られた餃子は、きっと美味しいに違いない
魚屋が鴨母寮市場で黙々と魚を三枚に下ろしていた
人気の魚屋の周囲には活気と忙しさが入り混じった独特の雰囲気が漂っていた
中華文化圏では餃子というと水餃子が主流で、焼き餃子はどちらかと言えば残り物を活用した料理のイメージらしい
魚売り
果物
扁額
にこやかな笑顔
籠
マネキン