その名が示すように線路上に開かれているメークロン線路市場では、買い物客は線路の上を行き来して商品を見て回ることになる。何せ商品自体が線路脇に陳列されている。どのお店も線路を敷くためのバラストの上に売り物を並べていて、列車が来ることになれば、商品も買い物客も列車に道を譲ることになる。
写真のお店も線路脇に商品を並べていた。お店自体はちょっと線路から離れたところに建っているのだが、商品は目立つようにバラストの上に陳列されている。ドライマンゴーも見えるし、ラップに包まれたトウモロコシも、袋詰された唐辛子も見える。ドライマンゴーは観光客向けだろう。
商品を眺めていると、店主の男がその場を動かないままに手を線路脇の商品に伸ばし始めた。横着な男なのだろう。そして、商品の配置を変えていた。ちょっとだけ線路の方に歩けば楽に行えるような気がするけれど、面倒なのだろう。
列車さえ来なければ、メークロン線路市場には他のローカルな市場と何ら変わらないのどかな雰囲気が漂っていた。
2020年3月 人びと タイ | |
腕 メークロン メークロン線路市場 男性 市場 線路 |
No
11443
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月15日
更新日
2024年02月07日
撮影場所
メークロン線路市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA