薄暗いメークロン駅に列車が停まっていた
列車の出発時間が近付いてきたので、僕はメークロン駅に向かうことにした。薄暗い駅には既に列車が停まっていた。これは僕が市場の中を走り抜けるのを見たのと同じ車両だ。メークロン駅はタイ国鉄のメークロン線の終着駅で、列車はこの駅で折り返し運転をするのだった。
列車が市場の中を走っているのを見に来ている観光客は多いけれど、停まっている車両に乗り込んでいる観光客の姿はほとんどない。この小さな町に泊まり込んでいるとは思えないから、僕と同じようにバンコクに戻るのだろうけれど、列車では戻らないようだ。駅構内で写真を撮っているばかりで、車両に乗り込む人は少ない。もっともこの列車はゆっくり走るので、バスやロットゥーに乗った方がずっと早くバンコクまで戻れる。市場を走る列車を見たいだけの人には、ゆっくり走る列車に乗ることは考えられないのだろう。それはそれで僕には好都合だ。大勢の見物客を引きつける列車が混雑して乗られないかもしれないなんていう心配は杞憂に終わった。車両はガラガラだった。
| 2018年7月 タイ 乗り物 | |
| 薄暗さ メークロン シルエット 駅 列車 |
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PHOTO DATA
No
10654
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年07月19日
更新日
2024年02月07日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
